デニムにおいて独自のカッティング、縫製技術を完成させたデザイナー、
モーリス・オハヨン。洗うと縮み、変形し、縫い目がほころぶという
扱いにくい素材に、これまでの自分の知識を見直し、デニム固有の性質に
あった裁断と縫製の原則を見つける。
2003年、母から教わった仕立て技術を応用し「ノティファイ」を設立。
大量生産では不可能な裁断技術、手作業による細部の仕上げなど、
誇り高い職人の伝統を継承するデニムをデザイン。また、全てのアイテムに
付けられた手縫いのロゴネーム、ボルドーカラーのポケットの裏地など、
細部にも「ラグジュアリー」という テーマが貫かれている。